【白金台倶楽部】代表・設楽プロフィール
大学卒業後、外資系銀行に勤務。 |
代表 設楽 さつき |
私自身、24歳で結婚、38歳で離婚の経験があります。
結婚後数年間、仕事にも一生懸命取り組み、夫婦でずいぶんあちこち旅行もして、毎日の生活を楽しみましたが、そろそろいいかと計画的に出産して生まれた子供が、生まれつき耳に障害があり、それまでお気楽に生きてきた私たち夫婦の人生はその日から一変しました。
それは、30年近く、何不自由なく順調にやってきた自分の人生で、初めて経験した大きな試練でした。最初から計画的な妊娠・出産であったことや、私自身が出産直前まで仕事をしていたほど元気な妊婦であったこともあり、耳に障害をもった子供を授かったことは、私達夫婦にとってまさに青天の霹靂でした。
出産したばかりの私に、父は言いました。 |
医師に原因は不明だと告げられ、生んだ直後は「どうして我が子が!?」という悲しい思いでいっぱいでしたが、父のことばを何度も何度も自分自身に言い聞かせ、
あれこれ情報を集めながら、息子にとって良いと思われることは考えるより即行動。
生まれたばかりの息子をシートベルトに縛り付けて、車でどこにでも行きましたし、積極的に何でもトライするようにしました。本当に必死だったことを思い出します。
幸い、息子は10歳の時にアメリカで手術を受け、赤ちゃんの時からずっと装用していた補聴器なしで生活できるようになりました。
それまでは親や夫の庇護のもと、まったく苦労知らずの人間でしたが、この子育てで、本当にたくさんのことを学ばされました。まず、何が起きても動じない強さを得られたことは、今後の人生を生きていく上で大きな収穫だったと思いますし、人間的にずいぶん成長させられました。
こうしたさまざまな経験なしには、ご相談者に的確なアドバイスをさせていただくことはできなかっただろうと思います。それは、カウンセラーになるためやコーチングができるようになるためにあれこれ机上で勉強することより、はるかに意味のある実践だったと思っています。経験に勝るものなしです。
2007年3月に番組・映像制作会社「マグノリアカンパニー」をスタートして、数年間結婚相談をお休みしましたが、
2011年3月11日の東日本大震災の直後からご相談が増え始め、白金台倶楽部を再開しました。 |